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≪知っているとちょっとお得なワインマメ知識≫「樽のひみつ①」2016/01/27

ワインで「樽熟成~ヶ月」というのをよく見るけど、「樽」って何でしょう??


早速ですが、今回から数回に渡り、ワインの「樽」についてのお話しをさせて戴きます。

これは先日CLUB30メンバーの方から、メールでリクエストを戴いたテーマ。
その時は気楽に「お題をありがとうございました、書きます!」と言ったものの、
「待てよ、これはものすごく奥が深くて大変なテーマじゃないか・・・」と焦りまして、
ここ1週間程、色んなワイン本をひっくり返したり、ネットで調べたり、を続けておりました。
ある程度のことは分かっていたつもりでしたが、知れば知るほどに面白いテーマです。

それではまず第1回目、そもそも「樽」って何だ?というところからスタートしたいと思います。

「木樽」皆さんも見たことがあるかと思います。
「黒ひげ危機一髪」のゲームでも使われているあの形、
縦長で平たい木の板を張り合わせて、鉄の箍(たが)で上下の端と真ん中を締めつけて固定したものです。

最近は、立ち飲みワインバーのテーブル代わりとしても使われているので、
実物を目にする機会も多いのではないでしょうか。
あのテーブルに使われているのは、実際にワイナリーで使用し終わった樽の払い下げ。
大手のワイナリーでは毎年何本も使用済の樽が出るので、廃棄してしまう前にもらって再利用するわけです。

 

「樽」の歴史

さて、まずは「樽」の歴史から。
「樽」の起源はおよそ2000年前、初めて作ったのは、ケルト人と言われています。
フランス西部の森で遊牧生活をしていたケルト民族が、
金属の箍で木の板を張り合わせた丸い樽を作ったのがその始まりだったとか。
その後ローマ人がフランスに侵入して来た際に、樽を貴重品やワイン、脂・穀物の貯蔵用に使い始めました。 
この段階では、樽は純粋に「モノを貯蔵したり、輸送したりするだけの容器」として存在していたわけです。

歴史的に、「樽」の材料に使われる木材は「オーク」。
日本語では「樫(かし)」の木と訳されますが、実際に使用されているのは「楢(ぶな)」の木です。
どちらもブナ科の植物ですので「オーク」と総称されているため、樫と誤認されることが多いのでしょう。
(*現在は、稀ながらアカシアの木材を使ったワイン樽と言うのも存在します。
  オークよりも堅く、気品のあるフレーヴァーがワインに付くと言われ、
  白ワインの熟成用に使われるそうです・・・この辺りの樽の「機能」については、シリーズ後半でまた。)

「オーク」が樽の材料として使われている理由には、この木ならではの特徴・利便性があるためです。
それは「頑丈で、水気にさらされても腐りにくい」。また、「アルコールにも強い」。

オーク材は実際、伝統的に木造船の材料としても使われていた木材。
大航海時代には、ヨーロッパ中に生えていたオークを使って、
木造の巨大戦艦まで作られていたくらいの頑丈さと耐水性、だったそうです。


「容器」から、樽の「機能」に。

では、樽が「貯蔵・輸送用の頑丈な容器」から
「プラスアルファの機能を持った容器」になったのは、いつのことだったのでしょうか?

時は16世紀末頃のヨーロッパ。
ここで初めて、樽にお酒を貯蔵したときに「ある効果」が得られることが発見されます。
当時、フランスのコニャック地方で造られたブランデーをアメリカ大陸に輸出した際の出来事。
その時代はまだ、蒸留酒は透明な液体が当たり前と考えられていました。
ところが、たまたま積み下ろしを忘れてフランスに持ち帰ってしまったブランデーを開けてみると、
無色のはずの液体に茶色がかった色が着き、そして特別の香りと味わいが加わっていたのです

ここで初めて、オーク材の樽で酒を貯蔵すると、
木に由来する香り要素(バニラの香りを想起させる“ヴァニリン”や、
同様に木材由来のポリフェノールなどを含有したタンニン質が溶出して風味に影響を与える、
ということが認識されたのでした。

そしてここから、ワインを樽で熟成させることで、
ブドウ原料そのものに由来するアロマ&フレーヴァーから一歩先に進んだ、
「熟成」に由来する複雑な香りや旨味を作ることができるように発展していくわけです・・・。

第1回は一旦ここまで。
次回以降は「樽材の産地と製法、樽熟成の意味」についての話に続きます。

10年ほど前になりますが、一度アメリカ・カリフォルニアの樽メーカーに見学に行きました。
そこで見た作り方は、2000年前にケルト人が樽を初めて造ったころから、
実はほとんど変わっていないのだとか・・・。
見ているだけでとにかく面白く、長時間見ていてもまったく飽きなかった記憶があります。
次の回はまずその伝統的な製法について、説明をさせて戴きますね。

さあ、このテーマの話の後におススメするワインは、当然「樽熟成の意味を実感できるワイン」ですよね。
まずは、樽の「特徴」を分かりやすく見つけられる1本をおススメしたいと思います。

「ボコパ コンデ・デ・アリカンテ カベルネ・バリッカ(税込1,674円)」
item/4/  ←ワインのご紹介はこちらです

ワイン名に「バリッカ=スペイン語で“樽”」と付けられている通り、
オーク樽で4カ月の熟成をさせた非常にボディ感のしっかりとしたワインです。

カベルネ・ソーヴィニヨンならではの濃厚な果実感と力強いタンニンを感じさせるワインが、
オーク樽熟成によって加わるアロマとまろやかさによって、ぐっと深みを増しています。
WINE CLUB30を代表する「旨安ワイン」として大人気の1本。
赤ワイン好きの方が普段使いの定番にするのにもってこいのスタイルだと思います。

このワインを楽しまれる際、もし興味があればまずは抜栓時に常温の状態で飲んでみて下さい。
樽熟成による独特のバニラを想わせる香りやとろりとした舌触りが、常温だとよりはっきりと見つけられます。
ただ、温度が高いとどうしても酸味が引込んでしまいのっぺりとした味わいになってしまうので、
お食事の前には例によって少し冷やしてくださいね。

次回以降は、樽熟成の複雑性がより楽しめるワインを段階的にご紹介していきます。
順番に飲んでいくと、樽熟成の役割・意義がよりよくわかるのではないでしょうか・・・?
是非とも、ご自身で飲み比べて検証してみてください。

*今回のコラムを書くのに当たり、下記の文献・ネット記事等を参考に致しました。
・日本醸造協会雑誌 第77巻 第3号 P140-P144 「洋樽について」 早川 清
・「ワイン物語 豊潤な味と香りの世界史(上)」 ヒュー・ジョンソン著 小林幸夫訳 日本放送協会出版
・Wikipedia “Oak(Wine) https://en.wikipedia.org/wiki/Oak_(wine)  ←画像が非常に参考になります
・株式会社フィラディスHP ニュースレター 「ワイン樽4つのメーカーを徹底レポート!」 
 弊社代表 石田大八朗執筆 http://www.firadis.co.jp/newsletter/201601