スパークリングワインも品質で選ぶ時代。ちょっとした知識で賢く美味しいワインを楽しみましょう!
なんとなくを卒業!ちゃんと美味しいスパークリングワインを選ぶために、知っておきたい事
スパークリングワインを選ぶ時、どんな基準で選んでいますか? 近所のスーパーで価格やラベル、POPを読んで、という方も多いかと思います。 もちろん、それはそれでOKなのですが、実は“ちゃんと美味しいスパークリングワイン”に巡り合うために、 選ぶ時に基準となるキーワードやポイントを抑えておくだけで、自分にぴったりのワインに巡り合える確率はぐっと上がります。 そんな豆知識を、ここでは紹介させていただきますね。そして後半にはいくつか、おすすめスパークリングワインのご紹介もさせていただきましょう。
そもそも、スパークリングワインとは?
さて、まずは大基本からです。スパークリングワインとはその名の通り発泡性ワインのことですね。 日本のワイン好きの間では単純に「泡」とか「泡もの」と呼ぶこともあります。 シュワシュワと泡立つワインは総じてスパークリングワインと呼ぶことができますので、 皆さんご存知のシャンパンもスパークリングワインの一種ということになりますね。
スパークリング・ワインとシャンパンって何が違うの?
シャンパーニュ地方の位置
シャンパンは現地風の発音でシャンパーニュとは、フランスの地方名です。移置的にはパリの北東に130km程。 少し歴史をひも解くと、18世紀後半までワインにおける「発泡」は時々現れてしまう欠陥として扱われていました。 この発泡性をワインの美点として技術的にコントロール、安定供給に始めて成功した土地が シャンパーニュ地方です。現在でもこのシャンパーニュ地方のみで、決められた厳しい規定を守って造られた スパークリングワインだけが、ラベルに「CHAMPAGNE」つまりシャンパーニュと記載することができるのです。
シャンパンはその他のスパークリングワインよりも美味しい?
シャンパンはスパークリングに最適な土地で、厳しい基準をクリアしたものだけ。 当然ある程度クオリティレベルは保証されています。 しかし人には好みがありますから、あなたにとってシャンパンの方が常に美味しいとは言えません。
スパークリングワインは世界中で生産されていますから、 工場で安い白ワインに炭酸を注入しただけのいい加減なものもありますが、 (注:シャンパンは炭酸ガスを注入するのではなく発酵により自然に泡が発生します) 職人的生産者がシャンパンと同様の方法で作り出す、品質の高いものも存在します。
シャンパンは少し特別な日のために
シャンパンの予算は安いレンジでも1本4千円くらいから。手間をかけて作る分そこそ高いですので、 おのずと飲むシーンは記念日や何かいいことがあった特別な時などになると思います。 (毎日シャンパンを飲んでいる羨ましい方もいらっしゃると思いますが・・・) 一方、シャンパン以外のスパークリングワインは、探せば2千円台でもシャンパン・クオリティに 迫るものもありますから、良いものに巡り合えば、普段の週末も少し贅沢に彩ってくれます。
スパークリング・ワインの魅力
シャンパーニュは冷涼地で、土壌は基本的に石灰質です。よって生産されるワインは必然的に 酸が豊かで、硬質な傾向となります。ビシッとした酸とミネラルこそシャンパンの良さではありますが、 場合によってはもう少し柔らかく、フルーティなスパークリングワインが飲みたいことも、ありますよね?
ヤシの木も生えているカヴァの生産者Sabartesの畑
そんな時は、あえてシャンパン以外のスパークリングワインに目を向けてみるのも一つの方法です。 例えば、シャンパーニュから少しだけ南下してブルゴーニュにも素晴らしいスパークリングワインがあります。 味わいはシャンパンスタイルに近いですが、コスパはぐっと良くなります。 もっと南下して、南仏ラングドックまで行くと、ワインもふくよかさが出てきます。 さらにイタリアまで目を向ければ飲むと楽しくなるような陽性な魅力のある「スプマンテ」も。こちらはカジュアルなパーティにぴったり! スペインの発泡性ワイン「カヴァ」では、暖かい気候でしっかりと熟したボリューム感のある果実味を感じることができるでしょう。 そして大事なところは、どれをとってもシャンパーニュよりはお財布に優しいことが殆どです。
沢山あるスパークリングワインから、どう選んだらいいの?
こだわりのワインだけを紹介するFiradis WINE CLUBとしてお薦めしたいのは、 やはり職人的生産者が造る質の確かな、こだわりスパークリングワイン。 でも、お店に並んでいるスパークリングワインの中からこだわりの一本を選び取るのは中々難しいと思います。
そんな時は一つのキーワードとして「瓶内二次発酵」という言葉を知っておきましょう。 シャンパーニュから始まった製法で、1本1本のボトルの中で、じっくりと時間をかけながら泡を生み出していきます。 大量生産のスパークリングワインは、タンク内で発泡させた大量のワインを瓶詰することも多いのですが、 手間のかかる「瓶内二次発酵」を行うことで泡はグラスの底から長く美しく立ち上る繊細できめ細やかなものになります。 この表記が商品説明のどこかにあれば、品質のために手間を省いていないというクオリティの目安になります。
またワインを選ぶ時には、ラベルの華やかさばかりでなく、商品説明やお店の人のコメントから、どんな生産者がどのような土地で、 どのような点にこだわってそのワインを作っているのか。そのような生産者の情報が伝わってくるものを セレクトするというのは如何でしょうか? おのずと品質も良く、環境にも優しいものに絞られてくるはずです。 ワイン専門店や、ワインアドバイザーのいる百貨店のお酒売り場、また意外に町の小さな酒屋さん等でも、 そういった情報も踏まえてお勧めしてくれる場合があります。消費者の強い味方ですね。
それでは、職人的生産者が造る、瓶内二次発酵のおすすめのスパークリングワインをリストアップします。 スーパーで買うスパークリングワインとは一味違う泡質の良さ、しっかりと熟したブドウに由来する 果実の凝縮感を感じていただけるものばかりですよ!
おすすめのこだわりスパークリングワイン
スパークリングワインの美味しい飲み方
数カ月程度の保管は、冷蔵庫で問題ありません。 基本的に、良く冷やしてお召し上がりください。 提供温度は5℃くらいを目安に。 それほど厳密でなくても大丈夫。果実のボリューム感をより感じたい場合はもう1~2℃高くても良いと思います。 ちょっとぬるいかなと感じたら、しばらくアイスバケツに入れて置くと良いですよ。 グラスはもちろんワイングラスがベターです。フルート型でなくとも、普通のワイングラスで全く問題ありません。
ボトルの開け方
スパークリングワインのボトルの開け方については、 安全で失敗しないスパークリングワインの開け方の解説ページを用意しています。 実際にコルクを外している動画もご用意していますので、ご参考の上パーティの場でかっこよく開けて下さいね!
では、おすすめの美味しいシャンパーニュは?
今回はシャンパーニュ以外のスパークリングワインに注力したご紹介となりましたが、
シャンパーニュと言えばモエ・エ・シャンドンやヴーヴ・クリコのような大手メゾンばかりが有名な世界ですが、実は・・・
職人的生産者がクオリティ第一で実直に作るシャンパーニュというものも存在します。
自らが所有する畑で取れたブドウだけを使って仕込む、
主に小規模生産者達たちが属するそのようなシャンパーニュは、
レコルタン・マニピュラン(RM)というカテゴリに分類されます。
(舌を噛みそうな名前ですね・・・)
有名なRM生産者のシャンパーニュはやはり高いですが、
まだ知られていないRM生産者のシャンパーニュなら、価格も良心的。
なんと特級グラン・クリュ格付けでも、5000円台から手に入れることができますよ。
それではこちらに、グランクリュ格付けのRMシャンパーニュを一気にリストアップしましたのでご覧ください。
→グランクリュ格付けのRMシャンパーニュリスト←
こだわりの美味しいシャンパーニュを飲みたい方、必見です!
また、このすぐ下のセクションに弊社のシャンパーニュ専門店THE CHAMPAGNEのバナーを張っています。
まさに職人の織りなす素晴らしいシャンパーニュを沢山ラインナップしているお店ですので、併せてよろしくお願いいたします。
おわりに
お楽しみいただけましたか・・・? ここまでお読みいただいて、本当にありがとうございました。 私共もワインショップですので、ご紹介した中からワインをお選びいただけたら嬉しいのはもちろんですが、そうでなくとも このページがあなたをもう一歩美味しいスパークリングワイン/シャンパーニュに近付くひとつのステップになったとすれば、とても嬉しいです。 Firadis WINE CLUBでは美味しいワインにこだわってワインをセレクトしていますので、 なにかご相談があればいつでもお気軽にお問い合わせくださいね。
ライター:Firadis WINE CLUB | J.S.A.認定ワインエキスパート 西岡 卓哉




