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≪知っているとちょっとお得なワインマメ知識≫ よく耳にするワイン用語、ちゃんと知っておきましょうシリーズ②「テロワール」って何??その1:土壌2016/06/20

さて、今回のマメ知識コラムも引き続き「説明できるようになろうシリーズ」です!

前回は『原産地統制呼称』の仕組みについて、フランスワインの地名表記に関するピラミッドとその意味合い、

という切り口でお話しをさせて戴きました。

どうでしょう、この制度についてご自分の中で整理して説明出来るような感じになりましたか??

 

今回は原産地呼称とも密接に絡まりつつ、その制度を超越するようなとても大きな『世界観』がテーマです。

「ワイン」というお酒の独自性を際立たせ、品質の基準となり、

ワイン全体を中心になって支えている世界観。

フランス語ではたったひとつの単語だけで語ることができるのに、

日本語訳はおろか英語にもそれに該当する単語が存在しない、とても厄介な概念・・・

そう『テロワール』について、です。

1回ではとてもまとめきれない大きなテーマですので、5-6回に渡ってお送り致します。

僕たちワイン業界にいる人間でも、セミナー等で

「『テロワール』って結局どういうものなんですか?」と聞かれると、

一瞬ビクッと緊張して口元がやや震え、腕組みして自分を守りつつ話してしまいます 笑。

『テロワール』は、一つの概念としてはとてもシンプルなようでいて、実はとても入り組んだ複雑なもの。

その定義は意見も大きく分かれ、ワイン好き同士でも論争になったりもします。

 

それでも、この概念を包括的に表現するところから始めないと分かり辛いかと思いますので・・・

まずは『テロワール』の言葉の意味を最も端的に表現するならば、

「そのワイン産地の地理・環境条件をまとめたもの」となるかと思います。

ワイン用のブドウが栽培されるある特定の産地につき、

土壌・地形・気温・日照時間・降水量等の各要素を分析しつつ総合的に評価する概念、ということです。

 

ではこれから、今挙げた一つ一つの要素について、その意味合いをもう少し深く突っ込んでみましょう。

今回はテロワールの構成要素その①「土壌」について、を簡単にまとめてみます。

 

≪テロワールの要素その1:土壌≫

ブドウが栽培される畑の土がどんな成分で構成されているか、という構成要素です。

粘土っぽいのか、砂なのか、石が多いのか、石灰岩が含まれているのか・・・など。

Firadis WINE CLUBはワインごとに出来るだけ畑の土の写真も掲載していますので、

色々なワインの畑の「土」だけを試しに見てみてください。

例えばこんな感じ・・・結構違うでしょう??

 

一目瞭然ですぐに分かるかと思いますが、茶色い土の畑もあれば、真っ白な土の畑もあります。

ゴロゴロと巨大な石が転がっているような地域もあります。

再三このコラムに出てくる「シャブリ」地域からロワール川上流域等には、

中生代ジュラ紀(1億5000万年前)の牡蠣殻を含む土壌「キンメリジャン」地層が分布しています。

 

同じ作物を栽培する畑で、これだけ土質が違うということだけでも驚きですが、

これらの土壌の違いによって、植えるべきブドウ品種が変わってきます。

ブドウ品種にはそれぞれ「高品質なブドウに育ちやすい、好みの土壌」があるからです。

 

先週少しだけ触れましたが、例えばカベルネ・ソーヴィニヨン種は石灰岩の含まれる土では

「育つには育つが、その特徴を存分に発揮しきれない」という特性があります。

逆に、ピノ・ノワール種等は、石灰岩の豊富な土のほうが上質なブドウが収穫できる品種です。

このように、その土地の土質に適切な品種を植え、

そのブドウが一定の品質を確保出来る栽培方法や収穫量までを定めているのも「原産地統制呼称法」。

テロワールがワイン格付の根本になっている、ということです。

 

ブドウは、植えられた土壌から水分と様々な養分を吸い上げて育っていく植物。

そのひと粒ひと粒には、根を張った地の持つ要素が詰まっている訳です。

ミネラルが豊富な土壌、そして複雑な構成の地層に根を張ったブドウには、沢山のミネラルが含まれる。

これが自然な流れですよね。

だから「土壌」こそがテロワールの最重要要素だという考え方を持つひとも数多くいます。

 

昨日、ロワールのワイン生産者のワインセミナー通訳を務めてきたのですが、

今回とても印象的だったのは、その生産者が「土壌のサンプル」を持参してきたことです。

村ごと、畑ごとに異なる特徴的な土壌を持つことをセミナー受講者に知って戴きたかったので、

ワイン毎の土を全て持参してくれました。

15ha(1km×1.5km)ほどの畑の中で、区画毎にこんなにも土が違うんだ、と皆さん驚いていました。

最近は「土壌」をベースにワインを造り分ける生産者も増えて来ました。

テロワール=土壌、これを追求していくような流れ、これから更に加速して行くと思います。

 

次回は「地形(ロケーション)」と、「日照時間」についてくらいまでいけるかな・・と思います。

この話題はワインを深く知る上ではとても大切な内容ですので、

是非次回も読んでくださいね。

質問やご意見等もお待ちしております!!

 

さて、今回のコラム内容に関連したワインをご紹介いたします。

もちろん「ミネラル感」を捉えやすく、ゆっくり楽しめるワインをお薦めしないとですね。

 

ロワールの『メヌトゥ・サロン』を飲んでみてください。

item/156/ ← テロワールがとても純粋に表現されているワインです。

このワインの生まれる土壌は、前述の「キンメリジャン・マール」、牡蠣殻を含む粘土の土壌です。

ロワール川の上流域のテロワールは、柑橘類や白い花の香りを含む溌剌としたソーヴィニヨン・ブランを生みますが、

メヌトゥ・サロンはその中でも特に豊富なミネラルを含み、

パッションフルーツのようにエキゾチックなアロマが現れます。

そして、豊かな酸とそれをしっかりと支えるミネラルの骨格。

このワイン、あまりキンキンに冷やし過ぎず、10-12℃くらいで楽しんでみてください。

複雑に含まれた様々な要素を、口の中でゆっくりと楽しめますよ!!

 

今回も長いコラムを最後までお読み頂きありがとうございました!

 

Firadis WINE CLUB 店長 五十嵐 祐介