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世界のワイン産地を知ろう!!:Firadis WINE GLOBE 第3回2017/05/07

 

世界のワイン産地を巡るシリーズ「Firadis WINE GLOBE」第3回となりました。

前回は昨年2016年に最もたくさんワインを生産した国はどこで、その量はどれくらいだったのか、

というお話・・・皆さん、どこの国だったかちゃんと憶えてますか?

・・・そう、イタリアでしたよね。

イタリア、フランス、スペインの所謂「旧世界の代表国」3つで世界全体のワイン生産の半分を造っていて、

一部の「新世界(とかつて言われていた国々)」は気候変動の影響で減産傾向、という内容でした。

(このシリーズを初めてお読みになる方は、こちらからどうぞ!⇒ http://firadis.net/page/256 ) 

 

一般的なワイン本ですと、ここで「じゃあ早速フランスからいきましょうか」という流れになるのですが、

その前に少しだけ復習しておいたほうが良いかな、と思う内容がありますので第3回はそちらを。

ワインの『原産地』という考え方についてです。

 

この考え方が分かっていないと、具体的な産地の話になった時に理解が出来ないかもしれません。

だから、今回のところはしっかりと把握しておいて欲しいところ。

決して上手な文章ではありませんが、分かりやすいように頑張って書きますね。

 

『原産地統制呼称』とは?

 

まず『原産地統制呼称』とはそもそも何なのか、ということから始めましょう。

これは、ある特定のワイン(チーズ等の食品にも同じ制度があります)の

「原料の産地がどこまで特定できるか」を表示し、

消費者がその商品の味わいスタイルや品質のレベルを判断出来るようにするための制度、です。

 

以前のコラムでご説明したのと同様に、

誰もが知っている『ロマネ・コンティ』を例にとってお話ししましょう。

『ロマネ・コンティ』は仏ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネ村に

「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ=DRC」社が所有する、

僅か1.8haの畑「ロマネ・コンティ」(ワイン名=畑の名前です)で栽培されたピノ・ノワール種100%で造るワイン。

 

ヴィンテージ初リリース時の価格が世界一高いワイン、として有名ですから、どなたでもご存知ですよね。

1.8haは18,000㎡ですから、大体135m四方程度のとても狭い畑からごく少量造られるワイン、ということ。

毎年の平均生産本数は6,000本程度なので、1坪弱あたり1本しか造っていない計算です、すごい!

 

このワイン、今書いたように原料ブドウが獲れた場所を極限まで細かく絞り込んでいくことが可能です。

ピラミッドの一番下を「フランス産ワイン」として段々ピラミッドの上に登って行くと、

⇒その中の「ブルゴーニュ地方」のワイン

⇒その中の「ヴォーヌ・ロマネ村」のワイン

⇒その中にある「ロマネ・コンティ」という畑のワイン

⇒その畑で「DRC社」が造るワイン(「ロマネ・コンティ」は単独所有で他の生産者はいませんが・・・)

が頂上にあるという構造です。

ワインの世界ではこれが表示すべき「産地」ということになっています。

そしてその絞り込みが細かくなっていくごとに、使って良いブドウ品種や栽培条件(収穫量など)、

醸造法等の制限が厳しくなっていく、というのが制度の基本構造となっています。

 

↓ ピラミッドを表にすると、このような感じです。

 

 

 

原産地統制呼称制度の根っこには、

「農産物には、その場所で特定の条件で造られた時にしか現れない個性がある」という考え方があります。

これが以前ご説明した『テロワール』という考え方ですね。

中身のワインがどれだけ「その場所のワイン」として正しくアイデンティティを持っているか。

原産地を表記することはつまり、

中身のワインを試飲して買えない時でもある程度買い手に味わいを推測できるようにしてあげる、ということです。

 

ピラミッドの構造を知りましょう!

 

まず最初の段階。

「フランスワイン」という最も大きな括りの産地名でワインを作る時には、

使って良いブドウ品種も栽培条件も、造り方も自由度が非常に高くなります。

フランスで収穫されたブドウだけで造ったワインでありさえすれば、

「Vin de France=フランスワイン」とは名乗る権利が与えられるわけです。

そこには“私はフランスワインです”という最低限のアイデンティティが保証されています。

 

これが一段階上がって(=産地が狭まって)「ブルゴーニュワイン」になると、

『赤ワイン用のブドウ品種は「ピノ・ノワール」「ガメイ」の2種しか使えません』という制限が加わります。

これは、ブルゴーニュ地方の気候や土壌、ワイン生産の歴史的な背景までを考慮し、

最大限の品質が発揮できるふさわしい品種を選んだ結果、と考えれば良いと思います。

石灰質土壌の多いブルゴーニュ地方、勿論カベルネ・ソーヴィニヨンを栽培することは出来ますが、

決して最も素晴らしい品質のカベルネ・ソーヴィニヨンにはならないからです。

 

そして、更に一段階上がって「ヴォーヌ・ロマネ村」産の『村名ワイン』になると、

ブドウ品種はピノ・ノワールのみに、収穫量の上限設定などがより厳しくなっていきます。

これが、畑名になると更に厳格に制限されていく、という具合です。

そして、各段階の制限を守ったと認められたワインだけが、その地域名村名や畑の名前をラベルに書くことが出来る。

これが、「アペラシオン=原産地」表記をした、「原産地統制呼称ワイン」というわけです。

 

このアペラシオン認定は、フランス全土のワイン産地を分析し、

ふさわしい品種や栽培方法、醸造法などを規定する組織「INAO(国立原産地名称研究所、イナオ、と呼びます)」

が存在することで制度として確立されています。

 

INAOはワインだけでなくチーズやバターなど、産地が品質の判断基準となる食品も管轄しています。

農業大国であるフランス、そこから世界中に輸出される食品の品質の高さを担保するために、

国がここまで緻密な規定をしているということに感心します。

日本も地域食材の振興などを図るなら、まずこういった制度を整えた方が良いですよね!

 

ということで今回はこのあたりで・・・。

「産地」という考え方をご理解頂いた次はいよいよ、世界のワイン産地へ出発しましょう!

 

この続きはこちらです ⇒ http://firadis.net/page/265